どうしてこんなにSIA-DAYに参加するのでしょう?
コメント、朗読、フォトデッセイ、現地のおやつ・・・五感に訴えるアジア紹介に、海外旅行に行けない飢えを満たすため?
それとも同じ歳の作家の、旅行ガイドとは又違った切り口のアジアを体感したいため? 九大特任教授の肩書きの作家が醸し出す上質な3時間に浸る自分に満足するため?
おそらくそのすべてでしょう。
ということで、またまた第6回を迎えるSIA-DAY ・・・モンゴル編に昨日行ってまいりました。
右下が伝統的なモンゴル文字(縦書き)・・・編集PhotoScape
モンゴルには、外モンゴルと内モンゴルがあり、今回高樹女史が旅したのは、朝青龍の出身地である首都ウランバートルがある外モンゴルです。
モンゴルは、幼い頃から、馬・弓(これは女も)・相撲をたしなむ、草本位制の国。ここでも地球温暖化のため、ゴビ砂漠に飲み込まれつつあり、草原の後退が深刻だとか・・・ 寒暖の差が激しいモンゴルの厳しい自然が語られます。
内モンゴルには現在200人の作家がおり、そのうち児童文学作家は40人。年4回発刊される季刊誌に発表されるぐらい。日本とは程遠い出版事情のようです。ここでは、ゲルの中で伝えられる口承文学が伝統的にさかんです。
今回の高樹のぶ子女史のお相手は、ジャンビーン・タシドンドク氏。
日本で言えば、丁度サトー八チロー氏のような方。歌詞・児童文学・移動図書館活動も積極的に行っています。本質を音で捉える感性には吃驚されてました。
社会主義から資本主義経済に移行した結果、子ども達の広場には建物が建ち、競争から脱落した親たちがウォッカに走り、ストリート・マンホールチルドレン達がふえているそうです。
おやつは、ボールツォグ(揚げ菓子)など3種にスーティ・チャイ(塩味の暖かいミルクティ)は、冷房で冷えた体に、ほっと染みわたるおもてなしでした。
ゲルと言う宇宙で、必要な物を最小限組み合わせて生活するというシンプルライフをいつか体感してみたいものです。その時まで広大な大草原が失われませんように・・・・・
毎度のことですが、耳障りのあまりに良いRKBアナウンサーの朗読は睡魔に襲われます。聞き逃したところは、本「新潮10月号」で補足しましょう。
★2008/11/2、24:40~30分放映予定だそうですよ。
次回は、タイです。これも楽しみです。