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芸術の秋(6)・・・名画に恋して
さてもぞろぞろと・・・・行先は? 福岡県立美術館です。
「名画に恋して」という大原美術館コレクション展です。
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このネーミング、そそられますよね~。さすが女性学芸員の感性は柔らかい!! 結婚前亭主とのデートで入った大原美術館の名画の数々には目を見張る思いをしたものでした。

そうですよね。全部お借りして母屋を空っぽにするわけには行きませんよね。大好きなモジリアニの絵に再会出来ただけで良しとしましょう。

実業家大原孫三郎と画家児島虎二郎の交流から始まった、西洋絵画の収集と美術館の創立。
コンセプトは社会の為、未来の為・・・これらは、石橋美術館と同じですね。
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実は同時期開催で久留米明善高校出身の「高島野十郎―至福のであい」があって、そちらのほうにもそそられていたのでした。(^^ゞ

14:00~男性学芸員のギャラリートーク、関西弁を交えての軽妙な語りは実に面白かったですよ。老若男女に人気の高い蝋燭の絵。その理由は、小さなサイズ、ど真ん中に配置した構図で世界観を完結しているところが分かり易いからだそうです。これは、実際に行かないと体感できないことですよね。
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いただいた無料冊子より

最後に野十郎は人柄よく、ハンサムで頭がよく、しかしながら孤高の人であったのが通説だが、実は彼を支える人のネットワークがあった。それは県立美術館所有の90点もの作品が、ほとんど寄贈であることが物語っているという説明に、心和んで展示室を後にしました。

実は何年か前の企画展の時もお邪魔しました。
高島野十郎の図録を心の支えに黄泉の国に旅立ったシニアネットの仲間がおられましたが、仏教的・哲学的な示唆に富む野十郎の絵には、何か人を引き付けて止まないものがあるのかもしれません。

by otomi_2 | 2009-10-31 17:50 | ◆映画・ドラマ・芸術 Topに戻る
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