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「流」東山 彰良著

★読書週間です。☆彡

・二十年に一度の傑作!(北方謙三)
・これほど幸せな読書は何年ぶりだ!(伊集院静)
・15年間で一番幸せな選考会でした。(林真理子)
・エンタメ界の王貞治になってほしい!(東野圭吾)
・宮部みゆきは長いので省略。
直木賞選考委員にここまで言わしめた本! そりゃそそられない方がおかしいでしょう。ところが読み始めてすぐ挫折。
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台湾ー中国が舞台ですから、人名は中国語(漢字)。有り難い(?)ことにそれに中国読みのフリガナが付いています。主人公は、葉秋生イエチョウシェン。敬愛するおじいちゃんは、葉尊麟イエヅゥンリンてなぐあい。丁寧に読むほどプロットから遠ざかってしまう。

途中から名前は正式な読み方は無視して、漢字として画像化することにしました。本筋に戻ったら大きなうねりの中に、ワクワクと身を委ねる自分がいました。とても面白く読み上げました。

<あらすじ>

秋生は行くあてのない焦燥にひたりながら放埓な日々を送る。替え玉受験、直情的な暴力沙汰、不良仲間との友情、幼馴染との恋、過酷な軍隊生活、親との対立。しかし、祖父や叔父たちには可愛がられ、昔話を繰り返し聞かされた。複雑な環境のなかで秋生は次第に大人になっていく。

物語の背後にある台湾と家族の歴史がこの作品に重みを与えている。抗日戦争を経て、国共内戦、台湾の成立と大陸との対立。その歴史に翻弄され、傷ついた人々が大勢いる。戦争とは殺し殺されることであり、その恨みは世代を越えて受け継がれる。著者は、この作品で戦争の悲惨さをあますところなく描き切っているのだ。

スピードとユーモアのある饒舌な文体で、台湾の街に渦巻く喧騒と猥雑と混沌が浮かび上がる。青年の持て余すエネルギーが生む暴力と欲望と苦悩が描かれる。そして時おり顔を出す抒情が美しく、悲しい。(Amazonサイトより)

東山彰良さんは現在も日本に帰化しておらず、台湾籍。本名は「王震緒」。
ペンネームの姓の東山は父方の出身地、中国山東省から取り、名前の一部の「彰」は、母親の出身地で子供時代に祖母と過ごした台湾中部・彰化県から取ったという。(中央通信社記事より)
どうですか? 読みたくなったでしょう? 次はどんな作品を書かれるのでしょうかね~。期待大。


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by otomi_2 | 2015-10-30 07:47 | ◆本 | Comments(2) Topに戻る
10月歩こう会例会・・・吉野ヶ里ウォーク
10/14、柳川の疲れも取れぬ間に、次は歩こう会例会「吉野ヶ里ウォーク」です。ところが日本晴れ!! どんどん歩けるのです。
背振の山並みが見え、実に気持ちの良いウォーキングでした。

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吉野ヶ里は、 昭和61年からの発掘調査によって発見された弥生時代の大規模な環濠集落跡です。
現在は県だけでなく、国営吉野ヶ里歴史公園となって、施設も充実。見ごたえのある、遊び心満載の公園に変貌しました。

その模様を備忘録としてデジブックに纏めました。
ご笑覧くださいませ。タブレットの方はこちらから ⇒ クリック




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by otomi_2 | 2015-10-20 19:56 | ├歩こう会 | Comments(2) Topに戻る
水郷柳河おもてなしお堀巡り
10/12、今日は柳川市の新市政10周年を記念して、スペシャルナイトツアーに参加しました。

その前に筑後川昇開橋⇒大川の木工まつり⇒古賀正男記念館にも寄りましたが、そちらの方は割愛します。

夕暮れ時、70隻余りのどんこ舟が集結。ほおずき提灯が灯されたどんこ舟は、普段は1時間の道のりを2時間半かけて、ゆっくりと堀を進みます。
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舟の上では、3段のお弁当!! 乾杯!! うな重に天麩羅とお刺身。そして煮ものとデザート。食べきれない程でしたが、お喋りもはずんで快食。
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夜の帳が落ちる頃、城堀では、かがり火が設置され、太鼓・筝曲・大正琴・雅楽、さらにブラバン・コーラスと郷土芸能が披露され堪能。特に一般市民の方々の手持ち花火や、歓迎の温かい言葉かけに心が和みました。

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夜は少し冷えましたが、最後は打ち上げ花火と熱いお・も・て・な・しに、感謝感激の川下りでした。朝9時集合、帰宅は夜11時過ぎ。盛り沢山のご案内お世話様でした。

最後に割愛できぬ三柱神社の「おにぎえ」を動画でどうぞ。
「大賑わい」の発音がつまった「おにぎえ」。県指定無形文化財の囃子山車「どろつくどん」や踊り山車を特別見学しました。
ボリュームに留意の上、ご笑覧下さいませ。






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by otomi_2 | 2015-10-17 23:27 | ├歩こう会 | Comments(10) Topに戻る
W杯アジア2次予選・・・シリア戦
1位シリアとの運命の一戦。立ち上がりが鍵。ハリルJAPANは予選を突破できるのか? 長い芝、アウェーのピッチ。厳しい戦いになるだろう。

日本 3-0 シリア

前半 開始早々こそシリアに攻め込まれていたが、徐々に日本のペースに。日本3本目のCK。ハリルになってからCKの得点がない。それだけ楽なゲームがないということだろう。このまま得点がないまま前半終了。 

後半 10分岡崎がドリブルでPKを取り、本田が左コーナーに絶妙に蹴り込んで先制の1点!!

追加点がほしい。25分香川のドリブル、狭い隙間を通して岡崎シュート。2点。さらに43分、本田のバックパスから、宇佐美が冷静に決めて3点。アディショナルタイム3分も危なげなく日本が攻め続けてタイムアウト。

日本グループ首位。おめでとう!! 闘莉王の解説が面白かった。
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そういえば、内田はどうした?



  
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by otomi_2 | 2015-10-09 21:06 | ├サッカー | Comments(2) Topに戻る
「野村望東尼」小川扶希子著
最近活字を読むのは、新聞ぐらい。1冊の本を読破する気力がなくなり、悲しくなります。
やっと小川扶希子著「野村望東尼」を読み上げました。少し抜粋してみます。
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まず望東尼は、「もとに」か「ぼうとうに」か?
浦野もとは、福岡藩士浦野重右衛門勝幸の次女として生まれる。幼名をもとあるいはもと。自身の記名はほとんどが「もと」。後年夫の野村新三郎忠實がなくなり、得度してからは望東禅尼ぼうとうぜんに。仏門に入った一人の人物としての通称名は望東尼もとにが使用されている。

浦野家の祖先は、浅井長政の家臣。姉川の戦で戦死。その子どもが放浪の末、黒田家に仕えるようになった。かの有名な大水牛脇立兜は、浦野家が黒田長政に献上したもの。それを浦野家は誇りにしてきた。

b0018441_15444830.jpg父は、引退後は華道・歌・俳諧に文化人としての余生を送っていた。望東尼はその薫陶を受けたと思われる。じょうもん(美人)のしゃれもんと言われていた。姫島の獄舎の写真はそれを物語っている。美人ですね~。

望東尼さんはでべそ<(_ _)>。
体調のよいときは、風流を求めて旅へ心浮き浮きと出かけた。
野に山に花をたずぬるわざをだに 人におくれぬ吾が身ともがな

望東尼は「勤皇歌人」と言われているが、実相は、「ことばの道」(広義の文学)を選んだ女流文学者で、紫式部・清少納言に並ぶ文才が福岡に居た。おびただしい紀行文、消息文、日記などの自筆原稿が残り、この本はそれを基にまとめたもの。

b0018441_1550275.jpgたびたびの子どもの夭折に、望東尼は体だけでなく心をも癒す庵を欲するようになる。向陵の庵(平尾山荘)。
別れつつ物思う人に比ぶれば もとより子なき人ぞまされる

道元禅師から「心のままに生きる、何事も心」を学ぶ。「面白き事もなき世を面白く」という文言を病床にあった高杉晋作に唱和させたことが間違って高杉作詠歌と今日まで伝わったもの。この新論には少々吃驚。
面白き事もなき世を面白く 住みなすものは心なりけり

終生結核と戦い、幽閉⇒流罪⇒脱獄⇒亡命と歴史的現実に巻き込まれながら、実に面白く、楽しく、たくましく、さらに気高く、凛として生き抜いた。
帰らでも正しき道の末なれば 誰も嘆くな吾れも嘆げかじ

   ☆      ☆      ☆      ☆

亡命中、毛利家から2人扶ちをいただく等々、知らないことも多く、望東尼像を鮮やかに思い描くことができました。まさに「凛」という文字がピッタリの生き様でした。
思い置く事もなければ今はただ 涼しき道に急がせたまえ
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by otomi_2 | 2015-10-06 16:02 | ◆本 | Comments(4) Topに戻る