カテゴリ:└歌舞伎講座( 5 )
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歌舞伎講座第4弾・・・2月花形歌舞伎
またまた受講です。今回は博多座で『2月花形歌舞伎』を鑑賞しました。
福岡女学院大学生涯学習センター天神サテライトでの歌舞伎講座の一環です。朝早くに講義を受け、その後博多座へ移動。11:00から鑑賞です。
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今回は獅堂、勘太郎、七之助、亀治郎、愛之助等、まさに今が旬の花形勢ぞろいの歌舞伎です。
<画像はパンフレットからお借りしました>


本日の講義は、「人形浄瑠璃と歌舞伎について」でした。
この二つを評して、「親の違う兄弟」のようなもの?だそうです。

歌舞伎はご存知のように、出雲の阿国の歌舞伎踊りから発生。女芸人が風俗上の理由で禁止されて男性だけの芸能になりました。

一方、浄瑠璃は琵琶法師にまで遡る語り物(叙事詩)の系統。16世紀に三味線が導入され、表現力を増し、その後傀儡師(人形遣い)と提携。17世紀竹本義太夫によって義太夫節が創始されます。現在文楽と呼ばれています。

人形浄瑠璃の演目はドラマ性が強く、台本がしっかりしています。そのほとんどが歌舞伎で上演されており、「義太夫狂言」とか「丸本歌舞伎」と呼ばれているのです。逆の例はほとんど少ないそうです。この二つはいい代えると、他人のそら似かしら?

今回の「義経千本桜」は、歌舞伎(=人形浄瑠璃)の三大名作のひとつです。
本日の演目です。

一、「義経千本桜 渡海屋・大物浦」・・・
「渡海屋・大物浦」は長い千本桜の二段目に当たります。義経の史実に、謡曲「船弁慶」、「碇潜」を引用して、ドラマは展開していくのです。主役は知盛の獅堂。彼の歌舞伎は初めてです。大きな碇とともに入水する最後など、見所満載なのですが、声が通らない、腰がどっしりしていなくて軽いと感じたのは私だけでしょうか?
二、「高坏」(たかつき)・・・
6代目菊五郎から代々受け継がれてきた中村屋の十八番。当時流行していたタップダンスを取り入れた狂言舞踊。今回は子の勘太郎が挑戦。観客に大受けでした。
三、「団子売」・・・
愛之助の杵造に、亀治郎のお臼。二人の踊りが秀逸。亀治郎って、女役も踊りもうまいわね~。
年2回の楽しみな講座です。もうほとんど常連さんばかりですよ。
講師の先生の講評(朝日新聞に掲載)です。ご苦労が滲みでていますね。→クリック

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by otomi_2 | 2008-02-10 18:46 | └歌舞伎講座 | Comments(4) Topに戻る
歌舞伎講座第3弾・・・二月花形歌舞伎
福岡女学院大学生涯学習センター主催の歌舞伎講座第3弾、今回は花形歌舞伎です。

花形歌舞伎とは、若手の役者による歌舞伎で、人間国宝は出ません。
昔三之助といわれた私達同世代の役者の子ども達が立派に成長しての芝居。イキの良い芝居が楽しみです。
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本日の演目です。
役者の名前が即座に言えたら、あなたは通ですね。
<画像はパンフレットからお借りしました>

本日の解説は、1)家の芸 2)世界と趣向 3)演劇改良についてでした。

歌舞伎の筋立ては、
縦筋が世界(=時代背景)・・・江戸時代は7時間位の長時間鑑賞。いつ入ってきてもわかる筋立てが縦筋にある。
横筋が趣向(=当流風俗)・・・当世の事柄・ニュースが織り込まれる。
それ故、「実は」の趣向・・・誰々は、実は何の何某だったという荒唐無稽な筋立てになってしまっている。

明治に入り西洋文明が流入し、不平等条約改正に絡み明治5年に通達が出された。その結果、高尚趣味・時代考証を重視、荒唐無稽なものはやめるよう改良されたという経緯がある。
かいつまんで言うとそういうことらしいです。

『まずは好きな役者を見つけてください。
歌舞伎がもっともっと面白くなりますよ~。』との事。なるほど。

一、「高     時」・・・市川海老蔵初役。九代目市川団十郎
               の新歌舞伎十八番の一つ。セリフが
               もごもごして、聞き取りにくいところが
               あったのが残念ですね。
二、「春興鏡獅子」・・・尾上菊之助。輪郭のはっきりした端正な
               踊りに正直吃驚しました。円熟味が加わ
               った今後が楽しみです。
三、「蘭 平 物 狂」・・・尾上松緑。20分もの大掛かりな立ち回り
              が見所。大部屋の役者が体育会系の
              殺陣を魅せてくれました。

海老蔵の大きな目の見得、菊之助の踊り、松緑の殺陣と変化のある演目で、今回も面白かったです。一番は、一般からの子役の清水大樹君。あの愛らしい見得には思わず身を乗り出していましたね。(^^ゞ

私の真後ろで大向こうが声を張り上げていましたので、嫌が上にも臨場感たっぷり。でも食後はちょっぴり眠かったでした。9:00~15:30までお疲れ様。

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by otomi_2 | 2007-02-25 21:56 | └歌舞伎講座 | Comments(3) Topに戻る
全国の芝居小屋
先日熊本県の山鹿市の八千代座を見て気になりました。
全国では一体いくつの芝居小屋が残っているのでしょうか? 
ちょっと調べて見ました。
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上の地図のように全国に8つあるようです。岐阜県に3つ集中していますね?
そのわけをご存知の方、コメントください。

飯塚の嘉穂劇場は、10数年前まだ水害にあう前に、勘九郎(今勘三郎)親子の踊りを見たことがあります。
舞台と桟敷席の気持ちよい距離感、役者の汗が染み付いた歴史が感じられる、古くて素敵な小屋でした。なんで写真を撮っておかなかったんでしょうね・・・

今、勘三郎はこの全国の芝居小屋を十八代目襲名披露で回っているそうです。そう言えば、仮設小屋の平成中村座でニューヨーク公演までしてしまいましたね。

『地芝居から始まり、民衆が支えてくれた歌舞伎の原点がここにはある』と勘三郎は語っています。その芝居小屋を大切にする心意気に拍手喝采!!

いまは浅草に常設の芝居小屋を作るべく発起人にもなっているそうです。
実家に帰る楽しみが一つ増えました。
近いうちに、是非八千代座で芝居を見たいですね。

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by otomi_2 | 2006-09-02 00:09 | └歌舞伎講座 | Comments(2) Topに戻る
歌舞伎講座第2弾・・・十八代目中村勘三郎襲名披露
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今日は福岡女学院大学生涯学習センター主催の歌舞伎講座でした。

2月の第1弾に味を占め又々参加。今日は博多座大歌舞伎夜の部「十八代目中村勘三郎襲名披露」でした。

えっ、まだやっているの?
そうです。バブルがはじけて歌舞伎も傾き、以来松竹は襲名披露ばかりやっているようですね。東京・京都・名古屋と続き、やっと福岡にやってきました。

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今回は講義が先にあり、
前半・・・歌舞伎家系図の説明が1時間。さすが大学の先生、詳細な資料に感服。江戸文化文政の名優三代目尾上菊五郎から連綿と続き、血統的にも歌舞伎界で最も由緒正しい家柄が中村勘三郎系だと言いたかったようです。

後半・・・演目の説明。その中で特に興味深かったこと。
★歌舞伎は型の演劇だが、その型が間違って踏襲されていることもある。先生はそれを「間違い探し」といい、ビデオで5人の比較検証。例えば、ご存知弁天小僧の有名な場面。一人だけが正解でした。

「博多座で誤った場面で笑わないで下さいね。」とご注意があったが、その場面で3階の受講生たちは思わず苦笑していました。

★今回先生は法被を着て、大向うの大役。
大方『知らざぁ言って(**屋~!!と大向うがかかる) 聞かせやしょう。・・・・・・・』となるのだが、中村屋さんから、間に入れないでくれと注文があったそうです。大きなミエをせず、さらりと言ってましたね。好き好きでしょうが、私は大向うが入った方がいいですね。

この屋号も時々間違えるんだそうですよ。中村屋・成駒屋・高嶋屋はまだしも、天王寺屋だけは間違ったら目立って大変。先生の姿は途中から見えなくなりましたが、最後のほうは声がかすれて聞こえたのは気のせいでしょうか・・・ 博多座はまだ歴史が浅く大向うが育っていないそうです。(私も心の中で叫んでいましたよ。)
演 目



とまあ、今回も楽しんできました。
一、 「鈴ヶ森」・・・時代物(橋之助の幡随院長兵衛がよかった
           ね。)
二、 口上・・・・・(これ以上はいえないと橋之助の私的交遊の
           口上が一番面白かった~。)
三、 「弁天娘女男白波」・・・世話物(これは理屈抜きで
           楽 しめました。黒地の振袖に緋の長襦袢、本
           当に動く錦絵のような美しさでした。)
四、 「雨乞狐」・・・・・舞踊(今回は息子の勘太郎が5役を踊り
           分け、父親ゆずりの踊りでした。)

昼の部の「連獅子」は、10年位前水をかぶる前の嘉穂劇場で見たことがあります。昔の芝居小屋の風情があって良かったのに残念ですね。
幼い子達が必死に父親に負けじと踊っていたのが印象的でした。

常連さんがお隣で、おしゃべりしながら鑑賞できました。 今回も無料のイヤホンガイドのご案内でたっぷり堪能できました。歌舞伎って楽しいですね。  

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by otomi_2 | 2006-06-08 22:58 | └歌舞伎講座 | Comments(4) Topに戻る
歌舞伎講座第1弾・・・二月博多座大歌舞伎(2/12)
福岡(博多)の町にマルチ劇場「博多座」が出来てから、何年になりましょうか・・・  まだ一度も見る機会を得ず、このたび福岡女学院大学主催の生涯学習センターの講座『二月博多座大歌舞伎鑑賞と解説』を受講いたしました。

b0018441_1771473.jpg11:00開演。
席は3階のC席。意外や全体を見渡せ、前の人の頭が気にならずなかなかに快適(やせ我慢?)。

折りしも二月大歌舞伎は、中村雁治郎改め坂田藤十郎襲名披露公演と相成っております。
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   ↑クリックで大きくなります。 演目は下のとおりです。

口上は各俳優が個性的な挨拶でツッコミを入れ、爆笑を誘います。幕間が何度か入り、15:30終了。

その後福岡女学院天神サテライトに場所を移して解説。講師は人文学部表現学科の教授です。

b0018441_17521251.jpg1. 「通し」と「見取り」
2. 「時代物」と「世話物」
3. 「世界」と「趣向」
4. 「純・新歌舞伎」「義太夫狂言」
   「所作事」
5. 興行制度
6. 舞台機構
7. 歌舞伎の音楽 など
歌舞伎一般についての内容でした。 男性1名:女性20名(うち和服5.6名) ここも女性上位です。

日本人でありながら、日本の伝統芸について知らぬことの多かりしこと!! 次の鑑賞につながる実のある講座でした。

17:50終了。昨深夜はオリンピックのモーグルをリアルタイムで見ていたので、今日はほんに疲れました。イヤホーンガイドのご案内もあって、楽しい鑑賞でした。病みつきになりそう・・・ 次回(6月頃)ご一緒しませんか?

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by otomi_2 | 2006-02-13 17:10 | └歌舞伎講座 | Comments(2) Topに戻る