いつも楽しみにしているSIA-DAYinアクロス。九州大学特任教授・・・作家高樹のぶ子と浸るアジアはインドネシア編です。とうとう10回目の今日が最終回となりました。
SIA(Soaked in Asia)とは、芥川賞作家で九州大学特任教授でもある高樹のぶ子が、アジアの文学作品を読み、作家と交流し、”アジアに浸る”ことで感じた世界を、「短編朗読」「フォトデッセイ(エッセイ+写真)」「現地映像」「レクチャー」等様々な方法で発信するマルチイベントです。今回のインドネシア編では、インドネシアのマイノリティであるバリ島ヒンドゥー社会で、女性の美と力を表現しつづけているオカ・ルスミニさんが、対談映像で登場します。<パンフより>
いつものように、内容は3部構成。テーマは『精霊を味方に未来の森へ―バリ島に見る融和のヒント』と題してすすめられました。
最終回とあって、各界の尽力のあった教授・RKB・新潮社・西日本新聞などの方々が見え、観客は物静かなシニアと若い学生に2極化されているのはいつもの通りでした。
インドネシア編については、そのうち西日本新聞に載ることでしょう。アジアを10カ国巡った果てに到達した感性は、短編小説「トモスイ」で川端康成文学賞受賞として結実しました。
おやつタイム・・・現地のお菓子と飲み物がふるまわれます。
福岡在住・同じ年・女流作家という俗な興味から参加し始めたSIAでしたが、このような五感に訴えるイベントは、九大のバックボーンなしでは考えられないプロジェクトでしょうね。
活字離れを起こしている身にはいろいろ刺激になり、日本に居ながらアジアを旅している雰囲気に浸れた5年間でした。お疲れ様。今後もご活躍に注目しています。